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まあ、言うて言うは易しなんだけどね

理系大学院生です。 ランニングを習慣としていて、マラソンでサブ3達成を目標にしています。夢はピカチュウによる発電システムを確立させることです。 宛先はthisisnomi3@gmail.com

【映画「何者」感想】恋バナしたら内定貰えるって話?

映画「何者」を観てきました。

 

今年度就活を終えたばかりの大学院生の私にとってはかなりホットな設定の内容でした。

 

大枠は原作の内容に沿っていたので、事前に原作を読んでいた私は終盤のどんでん返しを冷静に観ることができたのですが、それでも映画ならではの表現の工夫をしていて全く退屈せずに楽しむことができました。

 

 

 

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登場人物はこの6人なのですが、中でも男性陣4人には自分と重ねてそれぞれ思うことがありました。

 

 

 

①サワ先輩(山田孝之)

主人公の拓人が所属する劇団やバイト先の先輩で、理系大学院生です。ちょうど今の私と同じ立場の設定なのですが、まあこのサワ先輩は超達観した大人です。

ポイントポイントで主人公の拓人に対してハッとさせられる言葉を突き付けます。

Twitterで他人を観察し、わかったようなことを言う拓人に対して

「たった140字が重なっただけで、2人を束ねて片付けようとするなよ」

とサワ先輩は言います。

 

すげえな、かっこいい。

これを観た人達が、大学院生のイメージを「サワ先輩」に設定してしまったら、まあ私なんかに対しては幻滅するでしょうね。

 

とりあえず、サワ先輩が自己紹介するときにサラッと言った「院の2年です」っていう言い回しにグッときたのでこれから使っていこうと思います。

 

 

ところで、就職採用試験にはエントリーシートという書類による選考があります。

これは企業側が用意した質問に制限字数内で答えることで、自分がどのような人物であるかを表現する書類です。

 

サワ先輩の「たった140字で…」というセリフは確かに正しいのですが、一方で就職活動では、限られた字数内で自分が「何者」であるかを企業に伝えなくてはならず、企業もその限られた字数内で学生が「何者」であるかを判断しなくてはならないフェーズが存在するんですよね。

 

だから、Twitterの記述だけで人物を分かったような気になることは勿論想像力が欠けている行為ではあるのですが、その行為はいざ自分が文章で「何者」かを表現する際には意外と役に立つのではないかなと思います。

だって、「文章が相手にどのように受け取られるか」を常に意識していることになるわけですからね。

 

②隆良(岡田将生)

「これからは個の時代」という就職否定派です。と言いつつもこっそり就活をしています。

 

「なんだあ、就活してるんかい!」となりますが、私が就活を通して出会った社会人の方々や、内定先で出会った同期は一人残らず個の強さを感じました。

なので、「これからは個の時代」というのは間違ってはいないかもしれませんが、それが企業に就職しない理由にはなりません。だから皆就活すればいいと思います。

 

 

ちなみに隆良は就活中スーツを着ていません。私も服装の指定が無い限りはなるべくスーツではない恰好で就活をしていました。

というのも、初めて参加した合同説明会で、大量に蠢くスーツを着た就活生を目の当たりにし、なんとも言えない気持ち悪さを感じたからです。

スーツを着ないことで良く思われないことがあるかどうかはわかりませんが、私の場合はそのリスクを心配するよりも、自分が気持ち良く活動できる方がメリットがあると思います。

 

 

③光太郎(菅田将暉)

大学ではバンド一筋ながらも、高校時代の気になる人に会うために音楽関係ではなく出版社を志望し、内定を貰います。

私がめちゃくちゃ気になるのが、光太郎が面接で志望動機をなんて話したのかってことなんですよね。だって、これ本当の志望動機話すの恥ずかしくないですか?

正直に話したんですかね。まあ正直に話してみるのも良いと思いますよ。その理由は後で触れます。

 

④拓人(佐藤健)

このストーリーの主人公。「就活はダウトだ。自分の持っているカードを強く見せることができる。バレたらだめだけど」など、なにかと冷静に分析します。

 

私も「ダウト」とまでは思っていませんでしたが、就活を始めた当初は「自分が自分で強いと思っているカード」を出すことに必死になっていました。

私は、大学に新しく折り紙サークルを立ち上げて運営していた経験があって、「メンバー集め」や「展示会」などの活動で工夫したエピソードを用意していました。

 

でも、企業側が求めていることはそんな行動や結果の部分ではありませんでした。

「どうして折り紙に興味を持ったのですか?」

「なんでそんなに工夫を頑張れたのですか?」

と、自分の行動の原因や原動力にとても興味を持ってきます。そういうところを突き詰めていくと、人間の根源的な欲求みたいなところに辿り着くんですよね。

私の場合、折り紙に興味を持ったりサークルを立ち上げて頑張った一番の理由は、「気になっている子がどうやら折り紙が好きそうだったから」でした。

 

そんなこと採用面接で話すようなことじゃない気がしませんか?

 

でも、私の口からこの言葉が出て、簡単な恋バナをした後、面接相手の方はものすごく納得していたように見えました。

それ以外にもいろいろと話したので、これが決め手か分かりませんが、結果的にこの話をした企業から内定を頂きました。

 

 

新卒採用では、スキルよりも人柄を重視するといいます。「社会に貢献したい」など思ってもいないことを言って取り繕うことが苦手な人は(本当に心の底から思っていればいいですが)少々恥ずかしくても人柄が出る面接が出来るといいかもしれませんよ。

 

まとめ

以上、映画のレビューをしようと思ったのですが、自分の経験を踏まえた就活のアドバイスみたいになってしまいました。

就活における意見は人によって様々なものがあるので、これもその中の1つ程度に捉えて頂ければと思います。

 

 

【今日の名言】

就活を終えた人も控えてる人も「何者」観るといい。