中学生の時、私は野球部に所属していました。
この部活には挨拶のルールがありました。
先輩や先生と対面したら、立ち止まって「ちは〜っす!」と大きな声で挨拶しなければならない。
そんなルールです。
挨拶の習慣をつけるという意識自体はとても良い事だと思いますが、当時の私にとってはとても苦痛のルールでした。
だって「ちは〜っす!」って言い回しは挨拶としておかしくないですか。
普通に「こんにちは」って言いたい。
多分「こんにちは」でも良かったと思うんですが、先輩もみんな「ちは〜っす!」を使っていたので、その伝統の流れに逆らえませんでした。
でも、すごく気持ち悪かったです。
野球部の仲間同士で歩いてるときに先輩に会った時はみんなで「ちは〜っす!」と言えるのでまあそんなにダメージは無いのですが、野球部以外の友達と歩いてる時に先輩に会ってしまうと一人でいきなり「ちは〜っす!」と言わなければなりません。
これ、めちゃくちゃ恥ずかしいです。
一緒にいる友達には「なんで挨拶そんなに変なの?」って言われますし。
だから、移動教室の時とかで先輩と遭遇する可能性があるときは、肉食動物を凌駕するくらい極限まで視野を狭めて、先輩に気づかないようにしていました。
まあ、それでも先輩は先輩で同じ道を歩んできた人なので、ある程度理解があるから挨拶の相手としてはまあマシです。
でも、部活と関係ない先生にも「ちは〜っす!」って言うのはもう意味不明ですよね。
謎の言い回しだし、無駄に大きな声だし、何より言わされてる感満載の挨拶なんですもん。
挨拶って本来されて気持ち良いものなのに、多分先生は迷惑にしか思っていなかったんじゃないかなと思います。
とまあ、せっかくの挨拶習慣の決まりも、変な言い回しが設定されていたせいで、誰も得しないシステムが構築されていたっていう話でした。
それにしても、この中学の野球部時代はほんとに野球以外の部分で消耗していたなと思います。
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以上!