朝の通勤電車で、私は座席に座りました。
スマホのメールをチェックしてふと視線を前にすると、私の目の前に立っている人の「社会の窓」が開かれていました。
「あ、どうも」
なんとなく心の中でそう呟いてしまいました。
以前自分の社会の窓について触れたエントリーを載せましたが、社会の窓って自分のが開いてた場合はなかなかに恥ずかしいけど、他人の場合は別に開いててもそんなに恥ずかしい風に見えないですよね。
普通にしてればズボンの構造上パンツが見えるわけでもありませんし。
そんなわけで、今回の件は「心の中で軽く挨拶」をして終わりました。
それにしてもなんで「社会の窓」って言うんでしょうか?
検索してみると、こんな記述が出てきました。
社会の窓とは男性が履くズボンの前部にあるファスナー(ジッパー、チャックともいう)のことである。これは1948年(昭和23年)~1960年(昭和35年)にNHKラジオが放送した番組『社会の窓』からきている。同番組は社会の内情を暴きだすという内容であった。これが大事なものが隠された場所という解釈になり、男性の大事な部分が隠されているズボンのファスナーを社会の窓と呼ぶようになった。なお、トイレ以外でファスナーが閉じていない状態を社会の窓が開いているという。
とのことです。
私はてっきり、「ズボンの中身さん」が社会(外の世界)を目の当たりにするからだと思っていたのですが、逆の目線だったんですね。
さらに言うと「社会の窓」って男性に対して使う言葉なんですね。
あ〜そうだったのか。
実は今回私が対面したのは、
女性だったんですよね。
本当はこのエントリーを仕上げようとした時、序盤に性別を明かさずに「社会の窓」トークをして、最後に
「みなさん、最初のエピソードで社会の窓が開いていた人、男性を想像していませんでしたか?実は女性だったんですよ。思い込みって怖いですね〜。これがメンタリズムです。」
っていう、まあ別に面白くもなんともない展開を考えていたんですよね…
でも「社会の窓」が男性用の言葉とわかったらこれ、できませんよね。
で、女性の場合は何ていうのかというと
「理科の窓」
だそうです。理科の窓(りかのまど) - 日本語俗語辞書
まじっすか。
あの、窓の先には理科の世界が広がってるんですか。
そりゃ理系大学院生としては興味を持たないわけにはいきませんねえ。
じゃあ、ちょっくら行ってきま〜す。
【今日の名言】
教科で分別すればいいというわけではないと思う。